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クラウドワークスってどうですか?在宅で副業やるならここがいいって言われたんですけど。

真っ先に浮かぶ選択肢って感じだよね。テレワークが推進される動きの中でますます注目が集まっているみたいだけど、その一方でいろいろな評判が聞かれるようになっている感じがする。

率直に言って稼げるんですか?

まあ、みんなそこに目が向くよね。簡単に言えば、業務委託の形で仕事を依頼したい企業なり個人が案件を掲載して、仕事を受けた人がそこに応募するというスタイルなんだ。一見すると、普通の求人情報と似たような感じだよね。

それがどうして注目されてるんですか?ほかにも似たようなサービスをやっているサイトはあるでしょう?

そうだな、いろいろな理由はあるんだけど…サービスの内容だけでなく、メリット・デメリットも踏まえた上で評価してみることが必要だろうね。
この記事で分かること
・クラウドワークスではどんなサービスが提供されているのか
・クラウドワークスのメリット・デメリット
・クラウドワークスで稼ぐ方法
目次
クラウドワークスの基本情報

クラウドワークスとは、株式会社クラウドワークスによって設立された求人サービスです。
設立は2011年、比較的新しい会社と言えるでしょう。
簡単に言えば、誰かに請け負ってほしい仕事がある企業・個人が案件を求人として掲載し、それを受けたい人たちが応募・交渉した上で契約が成立する環境を提供しています。
つまり、仕事をしてほしい人と仕事をしたい人をマッチングするサイトというわけです。
一般的な求人サイトと違うのは、在宅ワークをメインとした案件を扱っていること、その範囲が非常に広いこと、そして発注者と受注者の間で交渉が行われやすい環境を用意していることでしょう。
また、アルバイトや正社員の求人を掲載するサイトや同じ在宅ワーク系の案件を掲載しているサイトと比較して、単発の案件が多く、短期間で仕事をしたい方、これまでやったことがない仕事をやってみようと思っている方に適しています。
「旅行に行くための資金調達をしたい」といった、ちょっとしたお金稼ぎに適している面もあるでしょう。
クラウドワークスで仕事を見つけたい人は、まず会員登録をする必要があります。
すでにその登録ユーザー数は300万人を突破しており、いかに多くの人が利用しているかがうかがえます。
クラウドソーシングという働き方について
クラウドワークスの名前の由来とも言えるクラウドソーシングとは、もともと不特定多数の人たちが参加する形でサービスやコンテンツ、アイデアを作り上げていくプロセスのことを言います。
例えば、ある企業が大きなプロジェクトを行う時、その会社で働くスタッフだけでは人材をカバーできないケースがあります。
そんな時には、専門職を中心に外注するか、短期雇用の形で会社に迎え入れる形を取ります。
ビジネスが多様化し、ひとつの企業だけではカバーしきれないブロジェクトが多くなっている現在、ビジネスではこのクラウドソーシングは不可欠なものと言ってもよいでしょう。
そんなクラウドソーシングは、個人の働き方にも大きな影響を及ぼしています。
これまでは会社で働き、上司から指示された仕事を同僚と一緒にこなすことに終始していた環境から、いろいろな人たちと協力しながら作業を進めていく環境へと変化しつつあるのです。
よりコミュニケーション能力や柔軟性が求められるようになっているとも言えるでしょう。
さらに、会社員として働きながら、副業としてこうしたクラウドソーシングの案件を受注して副収入を得る機会も増えていますし、フリーランスで生計を立てていく機会も増えています。
完全在宅の仕事なら、主婦が家事・育児の合間に働くことができます。
クラウドソーシングの推進によって、会社員のみならず、仕事をするすべての人の働き方が大きく変化し、さまざまな形で収入を得る環境が得られつつあるのです。
また、働く層の多様化を推進する面を持ち合わせているのもクラウドソーシングの大きな特徴でしょう。
クラウドワークスでも年齢・学籍を問わず募集・受注できる案件が数多く掲載されており、「チャンスさえあれば誰でも参加できる」環境も見られます。
例えば、定年退職した方が生計の足しに、または生きがい探しに仕事をすることができますし、学生の収入源としても魅力的です。
さらには障がい者など会社に通勤して勤務するのが難しい方、うつ病などで継続した会社勤務が難しいといった方々にも門戸が開かれています。
クラウドソーシングが日本のビジネスを活性化させるだけでなく、社会全体の経済環境の安定化にも寄与している面があるわけです。
クラウドワークスにはどんな仕事や案件があるの?
300万人を超える登録ユーザーを抱えているだけあって、用意されている仕事・案件の数も膨大な規模となっています。
その数は常時300万件以上と言われており、単純に考えれば、すべての登録ユーザーが常に何らかの仕事を見つけられることになります。
案件の範囲も非常に幅広く、分類しているカテゴリーの数は200種類以上です。
在宅ワークの代表格とも言えるライティング、データ入力、アンケートといった、経験や特殊なスキルを必要とせずにすぐに応募・受注できる仕事もたくさんありますし、ある程度専門的なスキルを必要とする案件もあります。
特に多いのがWEB関連のスキルです。もともとクラウドソーシングというビジネススタイルは、この方面で発達してきた面を持っています。
WEB制作、マーケティングを行っていく上でWEBデザイナー、ブログラマーを外注する企業は非常に多く、クラウドワークスでも多くの案件を見つけることができます。
WEBサイトの開発やデザインのほか、スマートフォン系のアプリケーションの案件が多いのも大きな特徴です。
また、WEBデザインも含めたグラフィック関連の案件が多いのも特徴として挙げられるでしょう。
そんなクラウドワークスには、案件のタイプが大きく分けて3種類あります。
まず、もっとも一般的な形である「タスク形式」で、比較的短期の案件、単発の案件はほとんどがこのタイプです。
ある仕事を発注し、受注者が作業を行い、納品された段階で報酬が発生するものです。
それから、「プロジェクト形式」です。プロジェクトの中では外注の形で外部のスタッフを招き入れるケースがよく見られますが、クラウドワークスでもこのタイプの案件を扱っており、WEB系をはじめ、さまざまな仕事を見つけることができます。
プロジェクトに参加する形で業務を行うため、ある程度長期間の仕事になること、報酬が一度に支払われるのではなく、月ごとに支払われるケースがあることなども特徴として挙げられるでしょう。
このプロジェクト形式の報酬に関しては、タスク形式と同様にあらかじめ報酬が決められた上で契約を結ぶ固定報酬制と、実際に仕事に従事した時間(稼働時間)に応じて報酬が決められる時間単価制の2種類があります。
後者の場合は事実上、時給制のような形になり、長期的なプロジェクトで仕事量が多くなる場合によく見られます。
そしてもうひとつ、クラウドワークスの特徴とも言えるのが「コンペ形式」です。
一般的に言えば公募のようなもので、発注者は多くの人たちに納品を求め、その中から採用された人に対してのみ報酬が支払われる形です。
もっとも多いのがネーミングのコンペで、「美容院を新規開業するからよい名前を考えてほしい」「アイドルグループをデビューさせるのでよい名前を考えてほしい」など、ユニークな案件も見られます。
手軽に参加できるのが魅力ですが、当然のことながら多くの人が参加するため、実際に報酬が得られるのは狭き門となっています。
確実に収入を得る手段としてはあまり向いていませんが、軽い気持ちで楽しみながら参加することができるタイプと言えるでしょう。
口コミでも「初めて使ってみましたが、こんなにたくさんの案件があるとは思いませんでした」「今までやったことがない仕事を試してみる機会があって楽しいです」「コンペが面白いと思います。まだ採用されたことはありませんが」など、新しい仕事との出会いが得られる環境に関する意見が多く見られます。
クラウドワークスの手数料について
この手のサービスは発注者と受注者を橋渡しすることで利益を得ていますが、クラウドワークスでは両者の間で契約が成立した段階で手数料が発生します。
求人サイトなど無料で利用できるサービスの場合、求人を掲載する側がこの手数料を支払っており、サービスを利用する側はあまり意識しないものですが、クラウドワークスでは仕事を受注する側も支払うのが一般的(発注側が負担するタイプの案件もあります)のため、かなり重い負担と感じてしまう傾向も見られます。
先述した一般的なタスク形式の場合には、契約金額の20%に設定されています。
ですから、案件の募集欄に「単価1万円」と書かれている仕事でも、実際に手元に入る時には20%が差し引かれた上で、8000円が実収入になるわけです。
実際に利用してみると、この20%というのはかなりの負担だと感じることでしょう。
例えば、1時間程度でできる仕事で単価が1500円だとすれば、アルバイトとして考えれば決して悪い金額ではありません。
しかし、ここから20%を差し引かれてしまうと、手元に残るのは1200円です。
そうなると、その案件に応募するかどうか迷ってしまう面も出てくるはずです。
この点はマイナス評価として挙がることも多く、「ちょっと手数料が高すぎる」「高単価だと思って仕事をしたけど、手数料を引かれたらちっとも高単価じゃなかった」といった口コミも聞かれます。
この評価は他の同業のサービスと比較しての面もあるようで、例えばライバルと言える「Bizseek」などと比較しても、手数料はかなり高い水準となっています。
これを受け入れることができるかどうかが非常に重要なポイントになるでしょう。
クラウドワークスの評判

これまでいくつか挙げてきましたが、実際に利用した人たちはどう評価しているのか、このサービスの本質を知る上で核心となってくるでしょう。
当然のことながら、良い評価と悪い評価の両方があり、どちらを重視するか、どちらが気になるかによって、サービス全体の評価が大きく異なってきます。
また、利用している人の環境やスキル・キャリアによっても評価が大きく異なってくる面があるので、注意が必要です。
そしてもうひとつ、クラウドソーシングや在宅ワーク系のサービスで知っておきたいのは、登録ユーザーがすべてアクティブとは限らない点です。
無料で登録・利用することができますから、とりあえず登録してみたけどなかなか仕事を見つけられずに、そのまま放置している「幽霊ユーザー」も少なくないのです。
300万人以上のユーザーがいるからといって、その全員が日頃からクラウドワークスで仕事を獲得して収入を得ているわけではない点も知っておきましょう。
言い方を変えれば、「クラウドワークスは素晴らしい」と思って利用している人は、登録ユーザーの中でも一部ということになるのです。
ユーザー数の数は、案件の数やサービスの規模を知る上でのひとつの判断基準にはなるものの、サービスの質を見極める材料にはなりにくい面もあるわけです。
クラウドワークスの良い評判
良い評判と言えば、やはり「たくさんの案件がある」点です。
300万件以上の案件があれば、自分に向いた仕事を見つけることができるものです。
在宅ワークのように単発案件が多い環境の場合、いかに途切れずに仕事を続けていくことができるかがポイントとなってきますから、案件の数が多ければコンスタントに仕事を受注することができるのでやりやすいわけです。
それから、副業初心者、未経験でも応募しやすい案件が多く、これから副業をしてみたい、在宅ワークを始めてみたい人たちから良い評価を得ています。
ライティングやデータ入力など、特に資格を必要としない案件はもちろん、短期間で終わらせることができる案件も多く、スキマ時間で収入を得たい人にも向いています。
仕事を探したい人が案件を探すだけでなく、仕事をしてくれる人を探している企業からアプローチが来ることもあります。
基本的に、在宅ワーク系の案件紹介サービスではどこも似たようなサービスがありますが、実際にアプローチが来る機会は決して多くはありません。
しかし、クラウドワークスの場合は他のサービスと比較して、このアプローチが多くもたらされる傾向が見られます。自分の個人情報・プロフィールを入力する際に自分の得意ジャンルを記入しておけば、それに合った案件のアプローチがメールで届きます。
自分では見つける機会がなかった、思わぬ好条件の案件を受注するチャンスも得られるわけです。
ひとつの案件に対して、複数人数を募集する案件が多いのも良い点です。
在宅の案件の場合、募集人数は1〜3人程度と少ないものが多く、好条件ほどあっという間に募集が殺到して、締め切られてしまいがちです。
何度も応募しているのにいっこうに仕事にありつけない…そんな経験をした在宅ワーカーの方も多いのではないでしょうか。
しかし、クラウドワークスならもともとの案件数が多い上に、複数人数を募集しているものが多いので、全般的に競争率が低く、仕事を獲得しやすい面があります。
中には、募集人数に達するまでは応募者はすべて採用といった形の案件もあり、いろいろな仕事を経験する機会にも恵まれるでしょう。
他のクラウドソーシング系の求人サイトと比較しても、このひとつの案件に対する募集人数の多さはクラウドワークスの大きな特徴となるでしょう。
ほかには、先ほども少し書きましたがWEB系・デザイン系の案件が多く、この方面で仕事を探している人は受注しやすい環境にあります。
特にアプリ系の案件が多く、常時10万件を超える案件を抱えている状況です。
この分野で活躍している人ならコンスタントに仕事を獲得し、収入を得ていくこともできますし、クラウドワークスでいろいろな仕事をこなしながら、この分野でのキャリアを重ねていくチャンスにも恵まれるでしょう。
クラウドワークスの悪い評判
悪い評判としては、「怪しい案件もある」点がまず挙げられます。
在宅ワーク系の仕事ではどうしてもこうした問題がつきまとうものですが、クラウドワークスでもそこから逃れるのは難しいようです。
例えば、仕事の内容に対して極端に報酬が低い案件があるケース、急に音信不通になるケース、納品した成果物に対して、明らかに問題がないにも関わらずあれこれと難癖をつけて報酬を支払おうとしないといった案件の存在も確認されています。
クラウドワークスの場合、仕事をさせるだけして報酬を支払わずに音信不通になるトラブルを避けるために、「仮入金システム」というシステムを導入しています。
これは、発注元があらかじめクラウドワークスに報酬を入金し、仕事が完了した段階でクラウドワークスから受注者に支払われる形です。
ですから、仕事をしたのに報酬を踏み倒されるリスクは低く、この点は評価できるでしょう。
もうひとつ、怪しい案件で注意したいのが「法律に反する可能性がある案件もある」点です。
違法かどうかグレーゾーンの案件も見られるとの報告もあり、下手に応募すると後で思わぬトラブルに見舞われてしまう恐れもあります。
ただ、これはごくわずかで、よくチェックすれば怪しいかどうかを判断できるので、本人が気づいていればそれほど深刻に考える必要はないでしょう。
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クラウドワークスのメリット・デメリット

以上をを踏まえた上でメリット・デメリットをチェックしていけば、このサービスがどんな人に向いているのか、自分には適しているのかも見えてくるはずです。
クラウドワークスのメリット
メリットとして挙げられるのは、「仕事を探している人が発注元と交渉することができる」点です。
案件に掲載されている報酬額が低いと感じた場合、あるいはシステム手数料を差し引かれるとやや低めの報酬になってしまう場合などは、発注元と直接交渉して報酬額について話し合うことができます。
この交渉では納期についても話し合いができますから、もし仕事の内容と報酬は良いのに納期が厳しい場合には、交渉してみることで受注するチャンスも得られます。
あと、先述した仮入金システムは、やはり詐欺を防ぐ意味でも、とても魅力的な部分となるでしょう。
クラウドワークスのデメリット
一方、デメリットと言えば、繰り返しになってしまいますが、システム手数料が高いことです。
料金は契約時の金額から歩合で差し引かれる形になるため、高単価の案件であればあるほど多くの金額を負担しなければならなくなります。
せっかく発注元は高い単価の良い仕事を提供しているのに、システム手数料の負担が重いために、それほど良い案件ではなくなってしまうことも珍しくありません。
逆に言えば、仕事を見つける時には、常にシステム手数料を念頭に入れて報酬をチェックしていく必要があります。
単価の金額だけで案件をピックアップし、システム手数料が差し引かれた後の実際に手元にもたらされる金額を見て、ショックを受けるというケースも多いからです。
クラウドワークスにはこんな人がおすすめ

向いている人の筆頭は、WEB系、システム開発系の人です。
とにかく案件がたくさんあるので、途切れることなく仕事を続けつつ、キャリアを重ねていくことができるでしょう。
単に案件の数が多いだけでなく、さまざまな企業、ジャンルの案件があるので、いろいろな仕事を受けながらスキルを身につけていく機会にも恵まれます。
経験を積んだ上で、正社員として採用される、フリーランスとしての立場を確立していくといったステップアップもできるでしょう。
それから、未経験の人です。
まずは簡単な仕事から始めて、在宅ワーク・テレワークの勤務環境に慣れていく機会が得られるでしょう。
先述したように、複数人数を募集している案件が多いので比較的仕事が見つけやすく、コンスタントに仕事を探していくのにも適しています。
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クラウドワークスの登録方法

無料で利用できるサービスなので、登録方法もいたって簡単です。
登録方法
まずクラウドワークスのサイトにアクセスし、サイト内にある「無料で利用を開始する」ボタンをクリックします。
すると、メールアドレス(Facebook、ヤフーID、Googleアカウントのいずれでも可能)を入力します。
すると、そのメールアドレスに登録確認メールが届きますから、そこに記載されているURLにアクセスします。
そのページで、ユーザー名やパスワード、生年月日、職種などの基本情報を記入していきます。
記入が済むと登録内容を最終確認するページへ飛びますから、そこで確認して、問題なければ「会員登録を実行する」ボタンを押して登録完了です。
これでサービスを利用できるようになります。
受注しやすくするための施策
受注しやすくためには、プロフィールをできるだけ詳細に書くことです。
自分がどの分野を得意としているのか、どんなキャリアを積んできたのかを明確にしておくと、発注元からのアプローチが来やすくなります。
先着順で採用してくれる案件もあるので、初心者の方はまずこちらを狙ってみると良いかも知れません。
複数人数を応募している競争率が低そうな案件を狙ってみるのもおすすめです。
WEB系をはじめ、多くの案件が掲載されている分野のスキル・キャリアを身につけていけば、それだけ案件を獲得しやすくなるでしょう。
まとめ:クラウドワークスの評判とメリット/デメリット

評判・口コミやメリット・デメリットをまとめると、クラウドワークスには多くの案件があり、特に未経験者向けやWEB・システム開発系の案件を見つけやすい傾向があります。
ただ、システム手数料がやや高めで、その点も踏まえた上で自分が納得できる報酬額の案件を探していく必要がある、といったところでしょう。
「なかなか仕事が見つからない」という声も聞かれますが、自分に合ったやり方で賢く活用すれば、稼ぐだけでなく、キャリアアップにも利用できるサービスなのは間違いないでしょう。