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ブログで収益化って聞きますけど、要するにブログを書いて収入を得るってことですよね?
どんな形で収入が発生するんですか?

基本的な仕組みはシンプルでね、ブログに広告を掲載して多くの人が閲覧する、クリックしてリンク先のサイトに訪れる、あるいはそのリンク先の商品を購入することで報酬が発生するんだ。
アフィリエイトって聞いたことない?

ああ、あります。でもあれって稼げないって話を聞きましたけど。

難易度が高めなのは事実だね。
でもやり方一つで安定した収入を得ている人もいるよ。
それに現在ではアフィリエイト以外にもブログで収入を得る方法もあるんだ。
自分に向いた方法を選べばそれなりに収入を得ることも不可能じゃないし、一度軌道に乗せることができればかなり安定した収入を得ることもできるよ。

へぇ〜、じゃあ今どんなブログ収益化の選択肢があるんですか?
この記事からわかること
・ブログ収益化の基本的な仕組み
・ブログ収益化の選択肢
・ブログ収益化の選択肢の選び方
・定番の広告サービスの特徴やメリット
目次
ブログ収益化の仕組みとは?

ブログを書いて収入を得る。
10年以上前からブログ収益化のビジネスが行われていますが、時代の進歩とともに状況が大きく変化しています。
かつてブログ収益化と言えばもっぱらアフィリエイトでした。
しかし現在ではさまざまな手法・サービスが存在しており、その中から自分で選んで収益化を目指していくことができるようになっています。
ただ選択肢が多様化している一方で、収益化の基本的な仕組みはあまり変わっていません。
今も昔もメインとなるのは広告収入です。
つまり、ブログあるいは投稿の記事のページに広告を掲載し、その広告料として収入を得るのです。
広告といえば駅や商業施設などに見るものを連想する人も多いかも知れません。
あれは広告を出す側がお金を払って掲載してもらっている形です。
ですから多くの人の目に触れる目立つ場所であればあるほど広告料が高くなります。
一方、ブログにおける広告料は単に掲載するだけではお金をもらうことはできず、何らかの形で訪問者のリアクションがあった場合に発生します。
つまりブロガーの立場からすれば「ここに広告を掲載したことで利益を得ることができた」ことを証明する必要があるわけです。
この広告収入におけるブログ収益化の仕組みは大きく分けて2つの種類があります。
ブログからリンクを張った広告の商品ページにアクセスした人が、その商品・サービスを購入した場合に報酬の形で収益が発生するタイプがまずひとつ。
もうひとつは広告(バナー)をクリックしてアクセスした段階で収益が発生するタイプです。
後者のほうがハードルは低いわけですが、その分単価も低く、本格的にブログ収益化を目指す場合にはいかに前者のタイプで安定した報酬を得られるかが問われます。
言い方はよくないかもしれませんが、「自分のブログを読んでくれている人に紹介した商品・サービスを買うように導く」よう、うまく誘導できるような内容の記事が求められるわけです。
収益化しているブログのほとんどはこの広告収入の形で成り立っています。
それ以外には自分で作成・提供している商品・サービスを宣伝する方法もあります。
とくに情報商材によく見られるものですが、これは例外的なパターンとみなすべきでしょう。
ブログをめぐる現状は

現在、ブログ収益化が話題になると必ずといっていいほど指摘されるのが、「もう誰もブログなんてやってない。利用者が少ないのにビジネスなんて成り立つの?」です。
今やネット上のコミュニケーションの主役はSNS。
昔ブログで日記を書いていたけど今はSNSに切り替えているという人も多いはずです。
確かに今や圧倒的にSNSの利用者が多い状況でブログは日陰の立場にといってもよいかもしれません。
しかしそれはあくまでネット上におけるコミュニケーションの手段としての話です。
楽しかったこと、腹がたったこと、良い写真をとることができたときなど、身近な話題で多くの人たちとコミュニケーションを取る手段としては手軽にできるSNSの方が確かに優れています。
しかしひとつのテーマに深く切り込んで情報を提供したい、多くの情報を盛り込んで記事を書きたいと思った場合、SNSは適した媒体とは言えないでしょう。
150文字までのtwitterで商品・サービスを提供しようと思ったら「この間買った化粧品がとってもいい、マジおすすめ!」といった内容で終わってしまうでしょう。
このような内容は友達同士で共有するならよいですが、商品の詳しい内容を知りたい人に有益な情報をもたらすものではありません。
実際のところ、アフィリエイトをはじめとしたブログの収益化は再び注目を集めている面もあります。
消費者がより多面的な情報を求めるようになり、メーカーの公式サイトでは物足りなさを感じるようになったこと、一方でSNSは虚実入り乱れた情報が多くあまり信頼が置けないことなどが理由です。
何しろどのジャンルでも連日のように新しい商品が世に送り出されている状況ですから、ひとつひとつの情報をチェックしている余裕すらないという人も多いものです。
そんな人が自分の好きなジャンルの最新情報を手軽に入手できる方法としてブログが重宝されているのです。
自分の好きなジャンルを扱っているブロガーを定期的にチェックすれば、その分野の動向や最新情報を知ることができるというわけです。
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ブログで収益を上げるポイントは?

こうした現在のネットビジネスの動向や消費者のマインドから、ブログで収益を上げるポイントも見えてきます。
あまりにも膨大になってフォローしきれなくなった情報をわかりやすく伝えることができるか、メーカーのサイトでは入手できない「本当の魅力や評価、注意点」に関する情報を信頼できる形で提供できるかなどです。
メーカーの公式サイトではいいことしか書かれていない、かといって匿名の口コミは信用できない、そんな消費者のニーズをすくいあげることができる人こそ、収益化を実現できるブロガーといってよいでしょう。
ニーズに応える記事を心がけよう
ですから、いかに消費者が知りたい情報を提供できるかが収益化における最大のポイントです。
そのためには自分がアピールしたい部分と、多くの人が知りたい部分のバランスが重要です。
自分にとってよいと感じた部分をアピールすることで「この人は本当にこの商品をよいと思ってるんだ」と感じさせて閲覧者の信頼を獲得する。
そのうえで購入を迷っている人や興味を持っている人の疑問や不安を解消できる情報を提供する。
この2つのバランスがうまく取れていないとなかなか閲覧者の購買意欲を動かすことはできません。
あまり自分の視点からのアピールばかりになると「この人がいいと思っているだけなんじゃないの?」という疑問をもたれてしまいかねませんし、またいかにも広告収入を得るために書かれたような宣伝臭が強くなってしまうので記事の内容そのものが信頼されません。
言い方を変えれば、主観的な評価と客観的な評価の両方をうまく組み合わせる記事の書き方が求められるわけです。
自分の視点で魅力を語り、これから商品・サービスを購入しようと思っている人たちの視点で知りたいことに対して情報を提供する。
複数の視点に立ったアプローチを心がけるようにしましょう。
継続するためにも楽しめるジャンルも手がけよう
これもブログ収益化において必ず上げられるテーマです。
つまり「自分の好きなジャンルにするか、売れやすいジャンルにするか」
残念ながらはっきりとした答はありません。
状況によって判断が異なってくるからです。
例えばその人の好きなジャンルのマーケットが広く、広告収入に適したものであったなら(美容などの場合)好きなジャンルを選んで問題はありません。
しかし、マーケットとしてあまり魅力のないジャンルの場合は「売れる」ことを意識したジャンル選びがポイントとなってきます。
とはいえ、その人が好きなジャンルがどんなものであれ、ある程度「楽しくブログを書ける」ジャンルを選ぶのがポイントです。
いくら売れるジャンルといっても、興味がないジャンルではよい記事を書くのは難しいものです。
好きなジャンルなら自然と最新の情報も入ってきますし、自分なりの考えを自分の言葉で表現できるものですが、興味のないジャンルの記事を稼ぐために書く場合、マーケットの市場を的確に掴むのが難しくなります。
とっくにトレンドは過ぎ去っている商品を「いまもっとも注目を集めている商品です!」などと見当違いの投稿をしてしまうと「この人何もわかってないんじゃないの?」と見なされてしまう恐れも出てくるのです。
また自分の言葉でうまく紹介できないため、他のブログの真似をしたような没個性的な内容になってしまう恐れもあります。
売れるジャンルほど多くのブロガーが収益化を目指していますから、個性の不足は致命的なものになりかねません。
それにブログ収益化を軌道に乗せるにはある程度の時間がかかるもの、楽しく続けられないと途中でいやになって挫折してしまう恐れもあります。
あまりうまく収益を得られない状況であっても、楽しみながら続けられるような環境づくりを心がけたいところです。
では自分の好きなジャンルがとうていブログ収益化には向いていないものだった場合にはどうするか?
そんな時には売れるジャンルとうまく組み合わせてブログの記事を書くようにしてみましょう。
例えば特定の音楽が好きな場合、そのジャンルの広告収入だけでは安定した広告収入を得られそうにないなら美容製品と組み合わせて見て「この間野外ライブに行ったんだけど、この日焼け止めを使ったらぜんぜん日焼けしなかった!」といった内容の投稿をすればうまく組み合わせることができます。
自分の個性を出すことができますし、楽しみながら書くことができる、それでいて「売れるジャンル」の商品もアピールできるというわけです。
ブログ収益化のためのおもなサービスを紹介!

では具体的にブログ収益化を目指すうえで利用することになる定番のサービスを3つ上げてみます。
(1)アフィリエイト

A8.netの登録
まず定番中の定番、ブログ収益化といえばまずこれを連想する人も多いでしょう。これまで上げてきた収益化の仕組みの基本をひととおり備えているサービスです。
基本的な仕組みはASP(アプリケーションサービスブロバイダー)が、広告を出したい企業と企業の広告を掲載したいブロガー(アフィリエイター)を仲介することで成り立っています。
そしてブログの記事を閲覧した人がそこに掲載された広告をクリックし、アクセス先で広告元の商品・サービスを購入することで報酬が発生します。
もっともよく知られているブログ収益化の方法ということもあり、基本的な仕組みを知っている人も多いかも知れません。
簡単に言えばブログの中で特定の商品・サービスを紹介して、閲覧した人がそ
こに貼られたリンクから購入ページにアクセスして購入した段階で報酬が発生する仕組みです。
ただ商品の紹介をするだけではダメで、あらかじめASPを利用したうえでリンクを貼ること、そのリンクから商品購入ページにアクセスして購入した場合に報酬が発生するという形になります。
ですからブログを見て紹介されていた商品・サービスに興味を持った人が、自分で別の店舗にアクセスして購入した場合には報酬が発生しない形になります。
なお、商品・サービスの購入の時点で報酬が発生するケースがメインですが、中には閲覧者が広告をクリックしただけで報酬が発生するタイプもありますし、購入の形ではなく、会員登録などあらかじめ定められた条件をクリアすると報酬が発生するタイプもあります。
自分がどれに向いているのかを考慮したうえでアフィリエイトの方法を選ぶ必要があるのです。
基本的な流れとしては企業の広告がASPに掲載され、ブロガーがその商品・サービスについて紹介する記事を作成したうえ広告を掲載する。
そして閲覧者がその広告からリンクして企業のサイトで商品・サービスを購入する形になります。
このようにアフィリエイトの基本は「いかにブログの記事を読んでくれた人に商品を買ってもらうよう導くか」にあります。
どんなに面白い記事を書いて多くの人に読んでもらっても、購入に結びつかなければ収益化の観点からすれば「意味がない」ということになってしまいます。
例えば、ある商品を紹介する面白い記事を書いたとして、それを読んだ人が興味を持ったとします。
その人は購入するかどうか迷ったのですが、もう少し情報がほしいと思い同じ商品を扱っている別のブロガーの記事をチェックした結果購入を決定し、そのブロガーの広告から購入する…そんなケースも起こりうるわけです。
せっかく読んだ人の興味と購買意欲をかきたてることに成功したにも関わらず、最終的な報酬は別のブロガーに持っていかれてしまう、そんな厳しい事態も起こります。
ですから単に取り上げた商品について興味をもってもらうだけでなく、そのまま購入しようと決断させる決定的な情報を提供できるかどうかがアフィリエイトにおける非常に重要なポイントといえるでしょう。
なお、具体的な報酬はあらかじめ決められており、購入が発生するたびに発生する報酬が具体的に設定されているケースと、商品価格に応じて歩合で支払われるケースがあります。
ただ順調に成果を上げて紹介する商品・サービスの売上に貢献していると、単価や歩合が高く設定された特別単価の形でアフィリエイトができるようになることもあります。
初心者がここまでたどり着くのは大分先ですが、この段階に達するとかなり安定した収入を確保できるようになります。目標の一つとして覚えておくとよいでしょう。
自分の好きなジャンルの商品を紹介して報酬を得ることができるので自由にできる、その代わりなかなか安定した収入を得られるようになるのは難しいという特徴を持っています。
なお、好きなジャンルを手掛ける際には自分で広告主の商品を購入して報酬を受取る「セルフパック」というやり方もできるので頭に入れておきましょう。
事実上商品を割安価格で購入できることになります。
(2)Googleアドセンス

長い間、ブログによる収益化と言えばアフィリエイト一択の状況でしたが、そこに変化をもたらしたのがGoogleアドセンスです。
おなじみのGoogleが提供しているサービスで、アフィリエイトと共通している部分が多々あるものの、さまざまな面で独自性を備えています。
アフィリエイトとの大きな違いは2つ。
まず、報酬は貼り付けた広告を閲覧者がクリック・アクセスすることで発生すること。
つまりブログで取り上げた商品を閲覧者が購入しなくても報酬を得ることができるわけです。
もともとアフィリエイトにもこのタイプがあることは先述しましたが、Googleアドセンスはこの点を全面に押し出した形となります。
クリックが発生するごとに広告を出している企業が報酬を支払うわけですが、そのうち68パーセントを広告を掲載した人、つまりブロガーに、残りの32パーセントをGoogleが受け取ります。
もうひとつの違いは広告が自動的に配信されることです。
つまり自分で貼り付ける広告を決めるのではなく、Google側が決定した広告が自動的にページに掲載されることになります。
こちら側は広告を掲載する場所を指定することくらいです。
アフィリエイトのイメージが強い人は「自動で広告が掲載されるってどういうこと?」と疑問に感じるかもしれません。
検索エンジンとして圧倒的な強さを持つGoogleには連日膨大な量の情報がもたらされています。
その情報をもとに自動的にブログの内容にふさわしい広告を配信するわけです。
例えばブログを閲覧した人が日頃よく化粧品関連の情報をGoogleで検索している場合には化粧品関連の広告が掲載されている、ビジネス関連の情報収集を行っていた場合にはその関連の広告が掲載されるというわけです。
いわゆるビッグデータを活用したアプローチといったところでしょうか。
日常生活でもちょっとネットで検索したらたちまち関連する広告が訪問するあちこちのサイトで見かけるようになった、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?Googleアドセンスも似たような感じです。
こうしたGoogleアドセンスとアフィリエイトの違いはブログの運営方針や投稿する記事の内容とも深く関わってきます。
アフィリエイトのように宣伝したい商品の記事を書く必要は必ずしもなく、自分の好きなことを書くことができます。
商品の紹介とは直接関係がない、日記のような記事をメインにしているブログでも多くの人がアクセスする環境なら報酬を着実に得ていくこともできます。
アフィリエイトの場合、とにかく自分のブログ経由で商品・サービスを買ってもらうことが目的ですから、記事の内容もどうしても宣伝臭が強くなってしまう面もあります。
またブログに投稿されている記事のほとんどが商品を紹介するものだと、どうしても「この人はお金を稼ぐためにブログをやっているんだろうな」と思われてしまいます。
そんな印象を持つブログに親近感を覚える人は少ないでしょうし、興味がある商品を扱っていない記事は読んでもらえない可能性が高くなります。
しかしGoogleアドセンスの場合、個人的な日記や商品の紹介とはあまり関係ないような記事を書いても収益化を目指していくことができます。
どんな記事、ジャンルでもよいのでとにかく面白い記事を書いて、多くの人に読んでもらえばよいわけです。
広告をクリックするだけで報酬が発生するので、宣伝臭の強い記事を書く必要もありませんし、面白い記事を書き続けていれば「この人のブログをちょっと覗いてみようか」など軽い感覚で継続的に訪問してくれるリピーターを獲得できます。
より自然なブログ運営で収益化を目指していける選択肢とも言えるでしょう。
ただ注意したいのはクリックで報酬するタイプなので商品を購入したときに報酬が発生する一般的なアフィリエイトに比べて単価は低くなります。
クリック報酬型の中ではかなり単価が高いのもGoogleアドセンスの大きな魅力ですが、安定した収入を得るためにはかなり訪問者とクリック数を維持できるブログづくりを行っていく必要があります。
先程「面白い記事さえ書き続けていれば」と書きましたが、それが一番難しい部分とも言えるでしょう。
日常生活の出来事をただ漠然と書き連ねていても面白い記事にするのは難しいですし、面白さを重視してしまうとどうしてもマニアックというか、読み手を選んでしまう面も出てきます。
いかに幅広い人たちが面白いと思ってくれるような記事を継続して書き続けることができるかが腕の見せ所といったところでしょうか。
(3)Amazonアソシエイト

そしてブログ収益化における「第三の選択肢」とも言える位置づけにあるのがAmazonアソシエイトです。簡単に言えばAmazonを利用したアフィリエイトです。
つまりブログに広告を掲載したうえで商品・紹介し、閲覧者にアマゾン経由で購入してもらうことで報酬が発生するのです。
通常のアフィリエイトの場合はASPが企業とブロガーを仲介するのに対してこちらはAmazonが仲介する形になります。
ではアフィリエイトと比べて何が違うのかというと、まず大きな違いとしてあげられるのが通販サイトとして圧倒的な市場規模を誇るAmazonを利用する点にあります。
先程アフィリエイトの部分で「自分の記事で購入を決断させることが重要」と書きました。
せっかくよい商品を紹介したのにユーザーが別のアフィリエイターから購入してしまっては意味がないわけです。
Amazonの場合はこうした問題が起こりにくいメリットがあります。
その理由は、アマゾンそのものに商品に関する膨大な情報があることです。
ブログを見て興味を持った人が広告からAmazonのサイトに行けばそこに口コミなどのさまざまな情報を見ることができます。
「よさそうな商品だけど他のブログでも情報をチェックしよう」という事態が起こりにくく、Amazonの情報を見たうえで買うか買わないかの最終決断をするケースが多いのです。
この点に関してはユーザーにとっての購入のしやすさも見逃せないポイントです。
例えば通常のアフィリエイトだと、ブログの記事から広告先へとアクセスして購入する場合、その通販サイトや企業で会員登録をしたうえで注文しなければならないことがあります。
ユーザーがそれまで使ったことがないサービスの場合は通常この手続を踏む必要があります。
そのため面倒に思う、わざわざこの商品のために会員登録する気はない、個人情報が漏れるのが心配…といった理由でせっかく購買意欲が高まっていたにも関わらずこの手続の段階で冷水を浴びせられてしまうことになります。
しかしAmazonの場合、多くの人は会員登録をしており、商品の購入ページからスムーズに購入することができます。
「これがほしい!」と思った時の勢いや購買意欲が損なわれることなく購入へと促すことができるわけです。
極端な話、商品の基本情報から口コミまで、ユーザーが知りたいと思う情報はAmazonでカバーできるので、ブログの記事でそうした面を細かく紹介する必要はありません。
とにかく読み手の興味をひきつけ、「買ってみようかな」と思わせる記事さえ書けばよいわけです。
その商品やサービスに関する専門的な知識なども必要なく、実際に使った感想をもとに読み手が知りたい部分、Amazonではカバーできない部分をうまく提供することができれば売上を伸ばしていくチャンスに恵まれるでしょう。
アフィリエイトは初心者が報酬を得られるようになるまでが大変で、いろいろなコツやノウハウを身につける必要があると言われますが、このAmazonアソシエイトは比較的ハードルが低いと言えます。
一般的なアフィリエイトとの違いでは、商品によって報酬額が異なる点が挙げられます。
Amazonが扱っている商品の中にはAmazon自身が提供しているものもあります。
キンドルがとくに有名ですが、ほかにも食品なども自社ブランドとして扱っています。
Amazonビデオなどサービスが充実しているのも大きな特徴でしょう。
こうしたAmazonが販売・管理している商品・サービスを紹介する場合には、他の企業の商品・サービスに比べて報酬額がずっと高く設定されています。
他の企業が出品している商品の場合、報酬は商品価格の2〜5パーセント程度なのに対してAmazonが販売・管理している商品・サービスの場合は8〜10パーセント程度、倍以上の単価で収益を得ることも不可能ではないのです。
さらにもうひとつ、非常に強力なメリットとして「閲覧者が他の商品を購入した場合にも報酬が発生する」点です。
どういうことかというと、例えばブログで化粧品を紹介したとしましょう。
これを見た人がその記事からAmazonの商品ページにアクセスしたものの、結局その化粧品は購入しなかった。
でもこの掲載した広告経由でアクセスして24時間以内にその人が別の商品を注文した場合にはそれも報酬の対象になるのです。
少々奇妙に思えるかも知れませんが、化粧品の紹介をしたのに閲覧者が結局電化製品を購入した場合でも報酬を得ることができるわけです。
2,000円の商品を購入したら5万円分の報酬が発生した、なんて可能性も出てくるのです。
しかもAmazonはとにかく扱っていないジャンルはないといってもいいくらいたくさんの商品を扱っていますから、このように意外な形で報酬が発生するケースに事欠きません。
Amazonを使ったことがある人ならわかるでしょうが、ある商品のベージにアクセスすると必ず「おすすめの商品」「この商品を閲覧した他のユーザーはこんな商品にも興味を持っています」といった形で他の商品の紹介が出てきます。
そちらに目移りして購入した場合でも報酬が発生するのは、大変大きなメリットと言えるでしょう。
アフィリエイトでもこのシステムを導入する動きが見られますが、Amazonアソシエイトのメリットにはまだまだ及ばないというのが実情です。
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ブログ収益化へのステップ

ではこうしたサービスを選んで実際にブログの収益化を目指す場合には具体的にどのようなステップを踏むことになるのでしょうか?
ブログを開設するのは当然として、広告の貼り付け方や記事の書き方などのポイントを踏まえておきましょう。
最大のポイントはアフィリエイトやGoogleアドセンス、Amazonアソシエイトといった広告サービスに登録することです。
注意したいのはこうしたサービスを利用する際には審査が行われることです。
つまりブログの内容がふさわしくない場合には審査に落ちてしまう可能性があるのです。
とくにGoogleアドセンスは審査に落ちやすいと言われているので気をつけましょう。
この審査を無事クリアしてサービスに登録することができたらブログに広告を掲載しましょう。
この広告の貼り方には基本的に2つのタイプがあります。
先程Googleアドセンスのところで触れたようにブログの特定の場所に広告を掲載するタイプと、アフィリエイトでおなじみの紹介する記事のなかに広告を掲載するタイプです。
後者の場合、「どこに広告を貼り付けるか」も重要なポイントとなってくるでしょう。
目立つところに貼り付けるのもありですし、記事の文脈に合わせて文中に貼り付ける方法もあります。実
際に商品を試してみた感想を述べ、その直後に広告を貼り付け、「よかったらみなさんも試してみてくださいね!」といった紹介文を載せるのです。
こうすれば目立つ場所に掲載する以上にインパクトを与えることができるでしょう。記事の一番最後に掲載する方法もあります。
この記事の途中や最後に掲載する場合、ちゃんと読んでくれた人が興味を持った上で広告をクリックしてくれやすいというメリットがあります。
ひたすら目立つ場所に貼り付けていると「やれやれ、これも収益化目当てのブログか」と警戒されてしまいますし、記事の内容が広告と合っていない、または露骨な宣伝臭が漂う内容だと「このブログはつまらないな」と見なされてしまう恐れもあります。
記事の途中や最後ならブログを読んで内容を評価し、興味を持ってくれた人がクリックしてくれる可能性が高くなりますし、ブログそのものの評価を高めリピーターの獲得にも役立ちます。
ただそのためには記事そのものが充実している必要があります。
途中で読むのが面倒になってしまうような内容、個性も何もなくただ情報を羅列しているだけ、独りよがりの内容になっている場合には効果がほとんど得られない恐れも出てきます。
このあたりを意識したうえでどこに広告を掲載するのか、紹介記事と広告を絡める場合にはよく検討したうえで判断したいところです。
審査に受かるポイントは?
このように、まずブログ収益化ができるサービスの審査を受けて登録する必要があるわけですが、審査に落ちてしまったときはブログの内容を見直し、必要なら修正を行って改めて申し込むことになります。
ではどんなブログだと審査に受かりやすいのか、基本的な部分を見ておきましょう。
まずプロフィールがしっかり掲載されていること。
企業のように本名や住所氏名をしっかり掲載する必要はありませんが、運営者がどんな人で、どんな目的でブログをやっているのかがわかるようなプロフィールを作りましょう。
趣味嗜好や大まかな年齢層など、読んだ人が興味を持ってもらえそうな内容が望まれます。
それから見過ごされがちなのが著作権や肖像権の問題。
有名人や有名キャラクターの画像を勝手に使っているようなブログは認められない可能性があります。
この点のリテラシーが薄い人も多く、安易に他人の画像やイラストを使っているケースもよく見かけます。
まず自分のネット環境が常識にかなった形なのかどうかを見直してみるとよいかもしれません。
そして肝心の記事の内容です。
これも著作権がまず問われます。
つまりオリジナルな内容かどうか。
コピペ満載の記事、自分の意見や感想などがまったく書かれておらず他人から借用したような記事ばかりのブログは当然のことながら不可です。
また更新頻度が問われる場合もあります。
ちゃんと「生きたブログ」なのかどうか、まだブログが開設されたばかりで記事がほとんどない、または滅多に更新されないようなブログは審査に落ちてしまう可能性が大です。
きちんとブログが機能していることを証明するためにもサービスを登録する前の段階で記事をコンスタントに投稿する環境を整えておきましょう。
あとは問い合わせに対応できるような窓口があると審査に通りやすくなると言われています。
稼げるブログとはどんなブログ?

こうして準備を整えたらあとはどんどん記事を書いて収益化を目指していくことになります。
ただなかなか簡単なことではなく、最初のうちは思うように報酬が発生せずに悩むことも多いでしょう。
「こんなので収益化なんてできるのか?」と先行き不安になったり、モチベーションが低下してしまうことも起こるはずです。
実際に稼いでいるブログにはどんな特徴があるのか?
どんな部分を真似て、対策を施していけばよいのか?
基本的なポイントも踏まえておきたいところです。
稼げるブログの最大のポイントは「アクセスが多い」ことです。
シンプルかつ明確な理由でもありますね。
多くの人が訪れて、読まれている環境なら広告から購入する機会も、クリックしてもらえる機会も多くなるというわけです。
熱心なリピーターを獲得することも大事ですが、新規の訪問者をコンスタントに引き寄せることができるかも重要になってきます。
リピーターが毎回紹介した商品を買ってくれるわけではありませんから、新規の訪問者を獲得し、そのうち何人かに「このブログは役立つな」と思わせ、リピーターになってもらう。
その過程でブログの知名度を拡大していくわけです。
そうなるとアクセスを増やすための対策もポイントになってきます。
良い記事を書けば自然とアクセスが増えていく、とはなかなか行かないのがネットの世界の難しいところです。
多くの人が検索に使用するキーワードをうまく使って記事をかけるか、市場のニーズを読みながら多くの人が関心を持つ商品・サービスを扱うことができるか、そして検索エンジンで上位表示ができるか。
好きなジャンルや好きな商品だけではブログ収益は難しいと言われる理由がここにあります。
それから先程の審査のところでも書きましたが、「生きているブログ」であることも稼げるブログの特徴です。
書きたいことがあったときに、紹介したい商品・サービスがあったときにだけ記事を投稿するのではなく、できるだけコンスタントに投稿することです。
そうすることで訪問者がとくに知りたい情報がなくても、「あのブログはどうなっているのかな」と定期的に覗いてくれる環境を作ることができます。
ですから収益化を目的としたブログであっても、商品紹介の記事だけでなく日記のような内容もコンスタントに投稿した方がブログを継続させやすくなります。
難しいのはそのバランスです。
商品紹介と直接関係がない投稿ばかりでは商品を買ってくれる訪問者を獲得するのが難しくなりますし、商品紹介の記事ばかりでは収益化のためだけにやっているような露骨な印象になってしまいます。
また、収益化とは直接関係がない投稿をいかに面白くすることができるか。
日常生活での楽しいことなどを話題として投稿し、「この人のブログ面白いな」と思わせることができれば商品紹介の記事にも関心を持ってもらえるようになりますし、興味を持ってくれたら「この人がおすすめしてるなら試してみようか」と購入してみようという気になるものです。
さまざまな形で新しい情報をコンスタントに投稿して鮮度を保つ、という言い方もできるかもしれません。
それに投稿を続けていれば文章力を磨くこともできますし、読者の視点に立った記事の書き方のコツを身につけるよい機会にもなるはずです。
あとはライバル(?)となるブロガーの研究や分析を行い、常に向上心を持ってブログの質の向上を目指している人ほど収益を上げるチャンスに恵まれる傾向も見られます。
評判の高いブロガーはもちろん、特定のキーワードで上位表示されるブログには、やはり評価されるだけの魅力や特徴を備えているものです。
それをチェックして自分のブログとは何が違うのか、どの部分をうまく真似ることができるかなどを分析するのです。
記事の内容はもちろん、タイトルやキーワードの使い方、あるいは画像やブログのレイアウトなど視界に訴えかける部分まで、わかりやすく読みやすい、しかも役に立つこと。
収益化ブログの鉄則とも言えるポイントをどのような形でクリアしているのかを成功者から学ぶのです。
目まぐるしい勢いで移り変わっていくネット世界の中で、ブログの鮮度を保つためには頻繁に投稿するだけでなく、その時その時に合わせたブログの環境づくりも大事です。
レイアウト、画像選び、タイトルの付け方、学べるところはたくさんあるはずです。
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ブログで稼ぐための心がけ

最後にコンスタントに収入を得られる環境に持っていくための心がけについても見ておきましょう。
最大のポイントは「とにかく続けること」。
そのためには楽しみながら書き続けることが大事です。
好きなジャンルの商品・サービスばかりを扱うわけには行かない面もありますが、少なくとも楽しく投稿できる記事を書くよう心がけましょう。
書いている本人がワクワク感や「これをみんなに伝えたい!」という感動がないまま書いた記事が読んだ人の心に響くことはないでしょうし、うまく行かないとモチベーションを保つのが難しくなってしまいます。
この「楽しい」がモチベーションを保つ上での最大の鍵となるでしょう。
ある程度収益化できるようになり、コンスタントに収入を得られるようになれば、または読者からの反応を多く得られるようになればそれらをモチベーションにすることができますが、そこまでたどり着くまでに挫折してしまう可能性も出てきます。
まずは楽しむこと。
その楽しく書いているのが読者に伝わるような感じでブログを続けていきましょう。
言い換えただけかもしれませんが、気楽にのんびり続けるのも大事な心構えです。
そもそもブログの収益化はすぐに収入を得るための方法としては適していません。
副業としてやりたい場合には他の副業と掛け持ちにする、本業として本気でやっていきたい場合には軌道に乗るまでは時間がかかることを前提に気楽にやっていく、この心構えは必須です。
例えば「二ヶ月後までに○○万円を稼がなきゃならない、なんとかしてブロクで稼ごう!」などと追い詰められた状態でやっているとどうしても焦ってしまい、安易に売れている商品ばかりを紹介したり、他のブログのコピペみたいな記事を乱発してしまうことになりかねません。
じっくり腰を据えて収益化に取り組み、ある程度収益化が軌道に乗った段階で他の副業を減らし、本業にするといった決断が賢明です。
早い段階での過剰な期待は禁物です。
あとは、やはりアクセス数を増やすための対策も取り入れたいところです。
これはある程度ブログを続けた後からでもよいですが、SEO対策など、記事の充実以外の対策も視野に入れておくと、より多くの人に読んでもらい、広告をクリックしてもらえるチャンスが大きくなります。
とくにGoogleアドセンスのようなクリック報酬型の場合はアクセス数がそのまま報酬額に直結する部分があるだけに、こちらの対策の比重が大きくなるでしょう。
まとめ-ブログ収益化の仕組みと広告サービス3種と審査ポイント整理-

かつてのアフィリエイトしか選択肢がないような状況から、現在ではGoogleアドセンス、Amazonアソシエイトなどさまざまな選択肢の中からブログ収益化を目指すことができるようになっています。
それだけ成功までの道筋も一本ではなく、さまざまなアプローチで目指していくことができます。
ただ、ブログ収益化の選択肢が多様化したといっても基本的なアプローチはそれほど変わっていません。
読者視点でわかりやすく、役に立つ情報を掲載したうえで多くの人に読んでもらう。
成功しているブロガーはそれぞれの形でこの基本を忠実に守った上で続けていると言えるでしょう。
ですから、これからブログ収益化を目指す場合にもまずは基本を踏まえ、その基本を土台にしたうえでオリジナリティに磨きをかけていくことが大前提です。
そのうえで自分にあったブログ収益化のサービスをうまく利用し、コンスタントに収益を挙げられるような環境づくりを目指していきましょう。
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