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先輩って起業はしてるんですよね?
でも会社は辞めてないんですか?

そうだね!株式会社は設立して副業の収入がそっちに入るようにしているよ。

僕は今の副業が軌道に乗ったら独立しようかと思うんですけど、なんか注意することってありますか?

注意することというよりは、やっておいたほうが良いと感じることがあるから共有するね!
クレジットカードを作っておく

サラリーマンの方が起業するという場合、これまでの雇われていた環境から後ろ盾のない環境へ変わります。
そのことを踏まえて、一番初めにやっておくべき事は、クレジットカードを作ることです。
雇用されている時と独立した後、法人を設立する時では圧倒的に信用度が違います。
クレジットカードを作るにあたり、限度額が変わったり、会社を設立してからその会社の法人カードを作ろうとしても、すぐには審査がおりなかったりということも聞いたりします。
なので、いざという時にすぐ使えるように会社を辞める前に、個人および法人のクレジットカード作成しておくことを勧めます。
公私に関わらず海外に行く人は、海外でも通用するようなサービスを受けられたり、海外旅行保険が付帯されているカードにすることをオススメいたします。
今現在カードを持っていない人は、個人で2枚程度は、独立する前に作っておくことを推奨します。
当然これからのビジネスで借金をする気はないし、借金をするのは怖いという気持ちもあると思います。しかし皆さんがビジネスを始めた後、いざという時にお金を緊急で融通してこれる状態にしておくことはとても重要なことです。
万が一、売上が上がっていて入金予定も決まってるけれど資金繰りがすこし間に合わず数日ショートしてしまうというタイミングもありえます。
事業を継続するために何かしらでお金を融通できる状況をつくっておくのはとても大切なことです。
不動産に関する2つのことを済ませておく

もう1つは不動産関係ですね。
これがクレジットカードと同じぐらい重要な事項です。
具体的には、不動産投資(実際に物件を買う)と住む家の確保(引っ越し)です。
今後、不動産投資をしたいという方の中には、ビジネスを行ってお金を増やしてから始めてみようと考えている方がいらっしゃると思います。
しかし、サラリーマンと起業したばかりの人では圧倒的に信用力が違うんですね。(銀行の方はめちゃめちゃきびしいですよ 笑)
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借入して不動産を購入する場合、①建物の収益性の信用と②あなた個人の信用という2つの項目を絶対にチェックされます。
この条件が大前提にある限り、起業したてでなんの信用もない代表取締役より、不動産投資に向いているのは圧倒的にサラリーマンの方です。
説明するまでもありませんが、安定的に入ってくる給与というキャッシュフローがあるからです。お金を絶対に払ってくれるという安心感があるので銀行は資金を貸してくれます。
これが、「先日、会社を始めてまして…」とか、「個人事業主です」というと、優秀そうに見えても、返済能力という側面から貸付しづらいのです。
だってまだ(会社経営も不動産投資も)やったことがない人ですから、銀行側からすると不安(未知数)でしかありません。
それよりは、あなたの信用=あなたの勤務している○○会社の信用はどれぐらいあるのかということを知りたいんです。
・ここに勤めているのであればこの金額までならOKだな
・年収がこれくらいあるから審査をとうしてもOKだな
この2つがあって、不動産購入に対しての信用というのが構築されます。
そのため、もし不動産投資をしたいと考えているなら、サラリーマンを辞める前に1物件くらいは購入しておくことをオススメします。
不動産投資をやる気は全然ありません、という方に必要はありません。
しかし、サラリーマンを辞めた後で、やっぱり不動産投資をしたくなり、お金を借りようと金策に回っても銀行はなかなか貸してくれません。
会社の信用など使えるものは全部使っておくべきだと判断するなら、一考するべきです。
それから、自宅の引越しについてです。
例えば皆さんが何か事業をしようと思った時に、拠点とする場所が変わる、もしくは移っておかないと不便であるとわかっている場合がありますよね。
この場合は間違いなく、会社を辞める前に物件選びと契約を済ませて置いて下さい。
例えば、新しい物件を借りようとした時に、実績のない会社の社長では信用が全くありません。つまり、貸してもらえない可能性があります。
2年、3年と黒字決算や給与を出して、ちゃんとお金を払えるなと判断される条件が揃わなければ信用は得られません。
一人暮らしの月家賃数万円(東京で8,9万円)ぐらいの物件であればそんなに審査も厳しくないですから借りられる可能性もあります。
しかし、例えばすこし広めの家に住みたいとか、ビジネスパートナーと一緒に住んで仕事に集中するぞとか、恋人や家族と一緒に住むというパターンであれば、家賃が15万円とか20万円とかを超えてくると、どんどん審査は厳しくなります。
繰り返しになりますが、ビジネスプランから、自分の住んでいる部屋の環境を変える必要があるとわかれば、引っ越す必要性が出てきます。
引越しが必要だと判断したなら、間違いなく、会社に勤めていて信用があるうちに契約しておきましょう。
後になって「不動産投資用物件をサラリーマンのときに買っておけばよかった」とか「賃貸物件を引越ししておけば良かった」というケースはとても多いのです。抜かりなく勧めておくようにしましょう。
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会社の保険に入っておく

会社が入っている保険(団体扱い保険)があります。
保険の営業マンなどから色々話を聞いて自分で選んで入る保険とは違い、その会社を通じて加入するものです。
これは大体の場合、保険料が割引されることが多いです。
会社を辞めてもその保険を継続することができるケースがあります。また、すぐには辞めないケースでも、その期間は割安の保険料で加入できるのでオススメです。
(退職後の取り扱いがどうなるのかは契約前に確認しておきましょう。)
クレジットカードの作成・不動産関係の契約・保険関係。が基本的に先にやっておいたほうがいいかなと思う項目です。
貯金を作っておく

最後に貯金を作っておきましょう。
サラリーマンを辞めて起業の準備をするということは、一旦失業中になるわけですから不安だと思います。
雇用保険の被保険者で受給資格を満たす場合は、失業給付金という基本手当を申請すれば給付を受けることが出来ます。
※自己都合で辞めるのか会社都合で辞めるのかによって、給付期間や制限が異なります。
例えば一般的な自己都合での離職であれば、3ヶ月強の待期期間と給付制限後、90日(雇用保険の加入期間が1年以上10年未満の場合)の給付があります。
一方、会社都合の場合は、待機期間終了後、翌日から90日以上の給付があります。(2020年9月現在)
勤めていた会社の給料の水準や年齢等によって金額は異なりますし、ハローワークへ行ったり求職活動は必要ですが、こういったことも事前に調べて把握しておくだけで手元のお金だけと安心感が違ってきます。
とはいえ、自分で会社を建てる(仕事をする)ということは、自己都合で辞めたことになります。
上記のようなセーフティネットはあるものの、ビジネスが軌道に乗るまでの生活費や経費は予めてもとに確保しておくようにしましょう。
貯金として、少なくとも3ヶ月間何かあってもやっていけるだけのストックはしておくこと。
思い立ったが吉日でパッと退職して自分でビジネスをスタートしてしまう。
勢いは悪くないですが、単純に申請していれば助かったものとか、先にやっておけば余裕を持って事業の立ち上げに注力できたということはあります。
会社を辞める前に退職後のことを考え、まずは準備することおすすめします。
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まとめ
当然、事業計画を作成したり、借り入れの活動なども出来る限り勤めている間に準備しおきましょう。
今回、ご紹介させて頂いた、4点特に貯金を抜いた3点は意外と盲点になるような項目です。
計画的に起業・独立するのにオススメのサービスは下記に記載させて頂きますので参考にしてみて下さい。
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