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長男
ゆっくりパパ
この記事で分かること
1.つみたてNISA口座開設の時に見るべきポイント
2.各社のポイント比較
3.各金融会社の特徴
目次
つみたてNISAを比較する4つのポイント

つみたてNISAを取り扱い出来る金融機関は、全国に550以上もあります。
この中で、どの金融機関を選べば良いのかなかなか選べないですよね。
そもそも、つみたてNISAはどの金融機関でも口座の開設・管理費用はかかりません。また、つみたてNISAの対象商品でもノーロードと言われる購入手数料もかからない商品もあります。
そういった事情から、どの金融機関で始めてもほとんど差がないと思われがちですがよく調べてみると金融機関ごとにいろんな違いがあります。
安易にメインバンクで開設しよう決めてしまうと、あとから後悔することになりますので、しっかり自分にあった金融機関を選ぶようにしましょう。
今回は、つきたてNISA口座を開設するのに4つのポイントで整理してみたので、是非参考にしていただけたら幸いです。
【ポイント1】取扱商品の種類・本数が豊富かどうか?
つみたてNISAの対象商品(投資信託)は全部で182本(2020年6月29日時点)あります。
この商品数は、あくまで金融庁が指定している商品の数となりますので、各金融機関が取り扱っている種類・本数は異なります。
仮に取扱本数が少ない金融機関を選んだ場合、自分の買いたい種類の商品を取り扱っていないケースなどもあります。
逆に、つみたてNISAの取扱対象商品が多い金融機関なら、安心して商品をえらべます。
ポイントの1点目は、取扱商品の種類・本数が豊富なのかをしっかり確認するようにしましょう。
【ポイント2】最低つみたて金額を確認-無理のない金額からつみたて-
つみたてNISAは、最長20年もの長期でつみたて運用する制度です。
長期に渡る積立ですから、最初は大丈夫だと判断した金額で積立を始めても、生活や環境の変化で家計が厳しくなってしまうこともあるかもしれません。
もしくは、そういったことも想定して、金融機関を選んでいく必要があります。
その時々の状況に応じて、無理のない積立金額を設定できる金融機関なら安心してつみたてを継続可能です。
最近では、最低積立額を毎月1,000円から設定出来きる金融機関が多いですが一部のネット証券では毎月100円から積立が切る金融機関も出てきています。
毎月100円からであれば、自分の収入に合わせて小さく始めることも可能ですね。
【ポイント3】つみたて頻度の確認「毎月?」「毎日?」パターンを確認
これまでの株価の歴史で言えば、毎月で定期的につみたてを行う場合も、毎日つみたてを行う場合も大きな差が出ません。
しかし、「つみたての頻度にバリュエーションをもたせたい」「投資をするタイミングを分けてより『時間分散』をしたい」との意見から毎日の設定を行えるネット証券会社も出てきています。
こちらは好みにもよりますが、事前にチェックしておくことをオススメいたします。
【ポイント4】つみたて投資を行うことでポイントが貯まる&使える
近年、年信託の保有残高や投資金額におうじて各社のポイントが付与されたりするサービスを展開する金融機関が出てきています。
この制度をうまく利用すれば、ポイントを貯めるこをも出来るためうまく活用していくことが必要です!!(と私は思っています。)
ただし、ポイントサービスの仕組みやポイントの付与率などは、各金融機関でことなるのでしっかり各社の制度を理解しておきましょう。
つみたてNISAを始めるならこのネット証券4社がオススメ

金融会社 | 商品本数 | 最低積立金額 | 積立頻度の種類 | ポイントサービス |
SBI証券 | ◎ 163本 | ◎ 100円~ | ◎ 毎月、毎週、毎日(毎営業日) | ◎ ポイントが月間保有残高の0.1~0.02%貯まる (対象商品数:すべての商品) ①通常銘柄は月間平均保有金額が1000万円未満:年率0.1% ②指定銘柄は月間平均保有金額にかかわらず年率0.05~0.01% ・交換レートは1ポイント=1円相当 |
楽天証券 | ◎ 159本 | ◎ 100円~ | ◯ 毎月、毎日 | ◯ ポイントが月間保有残高に応じて 50~300ポイント貯まる ①通常の場合 (対象商品数:すべての商品) ・残高50万円以上~200万円未満: 50ポイント(年率0.03%~0.12%) ・残高200万円以上~400万円未満: 100ポイント(年率0.03%~0.06%) ・残高400万円以上~600万円未満: 150ポイント(年率0.03%~0.045%) ・残高600万円以上~800万円未満: 200ポイント(年率0.03~0.039%) ・残高800万円以上~1000万円未満: 300ポイント(年率0.036~0.045%) ※1000万以上も有 |
マネックス証券 | ◎ 151本 | ◎ 100円~ | △ 毎月 | ○ ポイントが月間保有残高の 0.03%貯まる (対象商品数:すべての商品) ・月末残高の年率0.03% ・交換レートは1ポイント=1円相当 |
松井証券 | ◎ 154本 | ◎ 100円~ | △ 毎月 | ○ ポイントが月間保有残高の 0.1%貯まる (対象商品数:76本) ・月間平均保有金額の年率0.1% ・交換レートは1ポイント=1円相当 |
ネット証券では、上記の4社以外にもDMM.com証券・岡三オンライン証券・GMOクリック証券などありますが非対応ということもあり。
商品数・最低積立額・頻度・ポイントサービスの観点から考えても上記4社から選んで頂ければ問題ないかと思います。
あとはそれぞれの好みがあるかと思いますので、少し個人的な評価と特徴を整理させて頂きます。
SBI証券
一番オススメなのが、SBI証券ですね!住信SBI銀行からの入金もスムーズで、私も利用させて頂いています。
ネット証券最大手であるSBI証券ですが、取扱商品も163本で金融機関で最多です。最低積立金額は、100円からで毎日・毎週・毎月の3タイプから選ぶことも可能です。
上記表の通り、Tポイントが貯まることも魅力も一つですし、自社ポイントではなく活用用途も幅広いのでとても使い勝手が良いです。

楽天証券
SBI証券と同じく、4つのポイントに対応しているのが楽天証券です。
SBI証券とネット証券界で双璧をなす存在の楽天証券ですが当然のように該当の4項目はクリアしてきます。
SBI証券と違うこととしては、つみたて頻度が、「毎月」「毎日」の2種類という点です。
楽天証券では投資信託を保有すると、月間保有残高に応じて楽天ポイントがたまります。さらに、楽天カードの決済でつみたてNISAを購入することも可能ですが、つみたて頻度が「毎月」のみの選択となる点は注意が必要です。
楽天カードで購入する際は、購入時と保有時にダブルでポイントを貯めることが出来ますので、楽天経済圏の住人としては嬉しいサービスですね。

マネックス証券
マネックス証券のつみたてNISAの商品本数は151本(2020年8月18日時点)と、充実した商品ラインナップです。ただ、上記の2社と違うのは、つみたて頻度が「毎月」のみです。※2020年秋には「毎日つみたて」も出来るようになる見込みです。
また、マネックス証券は投資ツールが充実しており、「つみたてNISA」「iDeco」のどちらが自分だとどちらが効果的なのか分かる「つみたてNISA/iDecoシミュレーション(利用無料)」がありますので、投資初心者が長期投資をしていくために利用できるツールがある点は、とても評価できるポイントですね。

松井証券
松井証券は商品数・最低つみたて金額の2項目は上位2社と同様ですが、「毎月」のみの選択になっています。
松井証券ははつみたてNISA月間保有残高に応じて0.1%の「松井証券ポイント」が貯まります。ポイントはAmazonギフト券や商品と交換したり、投資信託のつみたてに使うことが出来ます。ポイント付与率は高めですが、つみたてNISAの商品本数の半分はポイント対象外となっているのですこし評価を落とさせて頂きました。

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ネット証券は安心して利用できる?つみたてNISAもネット証券を利用しよう!

これまで、投資に興味がなかった方には、ネット証券の存在をご存じない方もいらっしゃると思います。おすすめとはい二の足を踏むことがあるかもしれません。
しかし、ネット証券最大手のSBI証券はすでに、2020年3月末時点で542万口座とネット証券だけでなく店舗型最大手の野村證券(約460万口座)よりも多い口座数となっています。
上記の数字からも投資を行っている方の間では、インターネット専業証券会社を利用するのはスタンダードの選択となっています。
詳しくは述べませんが、各社セキュリティの不安を解消する様々な対策を行っています。
まとめ:つみたてNISA単独で考えるならSBI証券
今回、記事内で比較させて頂いたネット証券4社はどの会社でも問題なくつみたてNISAの運用事態は問題ないと考えられます。
しかし、つみたての頻度やポイントサービスなどを考えると楽天ポイントを利用していないのであればSBI証券で問題なく決まりだと思います。
逆に、楽天経済圏の住人という方は、楽天証券の楽天カード決済というのが最善の手だと考えられます。
是非、この記事がご参考になれば幸いです。

