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こんにちは ゆっくりパパです。
長男
ゆっくりパパ
目次
結論・・・順張り投資の方が優れているのか?
結論から申し上げると順張り・逆張りのどちらかの投資法が優れているということは有りません。
あくまで単純な株価の動きを見るだけでなく、情報・ニュースの背景にあるものをしっかり評価しどの様に使い分けることが出来るかが重要なこととなります。
それでは、それぞれの手法がどの様なケースで有効なのかを確認してみましょう。
順張り投資法が有効なケース
株式投資では、比較的短期の投資では、順張り的なアプローチが有効だとされるケースが比較的多いです。いわゆるモメンタム投資が有効だとする考えです。
ただし、この投資法は常に有効だと言えるほど安定したケースではありません。
また、単純な順張りでは勝率も上がらず、投資結果は安定しないと考えられます。
順張りが有効に機能するケースを考えると、例としては企業の業績予想が上方修正されたタイミングで、株価の値上がりが上方修正のインパクトほど上がっていないケースです。
一般的に言う、アンダー・リアクション(上方に対する反応の遅れ)が見つかった場合に、順張りの効果が発揮されます。
また、この様にアンダーリアクションになりやすいケースとしては、上方修正が連続して起きた場合が多いです。この時多くの投資家が、新たに上方修正が出たとしても、すでに出ている情報で価格に織り込んでいるだろうと判断し反応遅れが発生することが多い。
※同方向の修正が続きやすい傾向は、「業績予想修正のトレンド効果」などと呼ばれており市場では頻繁に起こるケースです。
整理させていただくと、順張りという手法事態が有効なのではなく、情報の背景を正しく理解し、どの程度株価に影響するのかを見極めることが重要となります。
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逆張り投資法が有効なケース
アンダー・リアクション後に順張りが有効なら、オーバー・リアクション後に逆張りに有効と考えるのは順当だと思います。
銘柄選択に関する逆張りの研究で有名なのは、各種リターン・リバーサル現象に関するものです。ただし、リターン・リバーサルを利用した投資やトレーディングでは、大規模な資金・データ・トレーディングシステムなどが必要となるので、我々一般投資家には現実が難しいです。
そこで、一般投資家が利用可能な「逆張りが有効になるパターン」の一つは、純粋な投資判断以外の理由で生じた売買による価格の「行き過ぎ」を捉える方法です。
例えば、とある企業が不祥事・工場の事故・製品の不良など、業績と評判にダメージを負う事態が発生し、投資家がこの銘柄を持つことを嫌った場合、適正株価の判断に関係なく、この企業の株式を売買することがあります。
こうしたケースでは、企業価値と株価の評価に関係の無い売買は株価の行き過ぎを起こすことがあります。
実際に、新製品発表のような予測するのが曖昧なニュースよりも、事故や不祥事のような悪いニュースの方を正確に見積もることができなくなってしまう心理は容易に察しがつくのでは無いでしょうか?
なので、ネガティブなニュースと株価の動きを見極めて逆張り投資を行うことはチャンスを生む出す可能性が高いです。

まとめ
順張り・逆張り投資は古くから論じられるテーマですが、多くのものがテクニカル分析に基づく我々、一般投資家には検討価値の低いものです。
特に短期のトレードでに応用する場合には、AI+高速取引を行うヘッジファンドに到底勝ち目がありません。
そこで、上記にまとめさせていただいたとおり、人の判断のギャップを上手くつくように株式の売買を行うことで両取引とも活用できる道が開かれます。
是非、日頃の取引の参考に慣ればさいわいです。